KMP Online
件数
165
法律による問題解決の実践
齊藤 邦史
この研究会では、法学または法政策に関するテーマ研究を指導します。
法は何を護ろうとしているのか
齊藤 邦史
この研究会では、法政策学の基礎となる法哲学・法思想について演習形式により学習します。
デジタル新時代の経済とビジネス
國領 二郎
生成AIを活用したビジネスモデルなど、新しい経済や経営を生み出している潮流の理解をはかる。特に新しい情報技術が経済社会の根幹をいかに変化させ、サイバー文明とも呼ぶべき、従来とは全くことなる経済を生み出している実態を把握する。そして、ビジネスの組織、戦略がどのように変化し、我々の働き方がいかに変化していくかを展望していく。
臨床と教育
國枝 孝弘
臨床と聞くと医療分野を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし教育においても臨床はとても重要な営みです。教育における臨床とは、学んでいる人にしっかりと寄り添い、その人の普段意識をしない声にならない声をしっかりと聞き取ることを意味します。 たとえばある効果的な学習方法があるとしましょう。その方法で95%の人がスキルを身につけられるとしましょう。このようなケースにおいて、臨床における教育は、95%を100%へと精度をあげていく教育ではありません。そうではなく5%のこぼれ落ちるかにみえる学習者のために、彼らに寄り添い、一般化できない学びに言葉を与えていくことが臨床の目的です。 個々の学習者にとってかけがえのない体験を意識化する=個別性を認識することこそ、これからの教育に求められていることだと考えています。 もちろん教育は個人的な体験だけにとどまりません。むしろ自分が変わってゆくなかで、自分と他者、自分と異なる世界との関係をどう作り上げていくか、「異なるものとの関わり方」にも必然的に目を向けてゆくことになります。例えば異文化間教育の意義もこの点にあります。 この研究会では「学習者に声を丁寧に聞き取る行為」を臨床と名づけ、人々の学びの道程に付き添って、観察し、そして人々の学びの継続の意義の深さを研究することを目指します。 担当者の教育分野は外国語ですが、それ以外の分野についても研究計画書で判断して、研究会の他の学生と協働しながら進められると判断すれば、選考の対象とします。主題と目標に記した、研究題目例を参考にしてください。
ムスリム共生プロジェクト
野中 葉
本研究会は、日本社会におけるイスラームへの理解を深め、日本に在住するイスラーム教徒、また観光客で日本を訪れるイスラーム教徒たちとの共生を目指すプロジェクトを実践する研究会です。 現在、世界のイスラーム教徒(ムスリム)の数は約16億~20億人、世界の4人に一人がイスラーム教徒であり、さらに人口は増加しているため、近い将来、世界の3人に一人がイスラーム教徒という時代がやってくると言われています。また留学や就労で日本に暮らすイスラーム教徒の数も、日本に観光で訪れるイスラーム教徒の数も年々増加しています。その反面、日本におけるイスラームのイメージは必ず良いものではなく、また日本人のイスラーム教徒に対する理解も十分ではありません。本研究会では、イスラームの教えやムスリムの信仰実践などに関する文献輪読を通して理解を深めつつ、フィールドワークや共同プロジェクトを実践しながら、日本に暮らすイスラーム教徒とネットワークを築き、日本社会とイスラーム教徒をつなぎ、日本における新しい共生の形を考えます。
現代東南アジア研究
野中 葉
重要文献の輪読を通じ、東南アジア地域の社会や文化の概要を学び、自身の関心領域に関わる文献を読み解いて、研究テーマを精査、研究を遂行していく研究会です。東南アジア諸地域の社会、文化、歴史、政治経済、日本と当該地域との関わりなどに関心を持つ学生を対象とします。毎回の研究会は、個人テーマに関わる文献の講読、研究進捗発表、担当者による講義などで進められます。
Management studies as a field of social science
琴坂 将広
to be found at iber.sfc.keio.ac.jp
経営研究:優れた経営の実践と普遍的知見の探求から近未来のあるべき経営を探る
琴坂 将広
琴坂将広研究会(日本語)の詳細は、 iber.sfc.keio.ac.jp を確認ください。
SFC Kotan――アイヌ語とアイヌ語口承文学を学ぶ
藤田 護
「SFC kotan――アイヌ語とアイヌ語口承文学を学ぶ」 この研究会では、日本の先住民言語であるアイヌ語とアイヌ語で語られる口承の物語について全員で実践的に学びつつ、土台となる人類学(文化人類学、社会人類学、言語人類学など)の考え方を学びます。学生はそれぞれの個人研究を自由に展開しますが、アイヌ語とアイヌ語口承文学に関する研究については研究室として戦略的にサポートをします。
南からの思考――スペイン語圏の社会と文化
藤田 護
「南からの思考――スペイン語圏の社会と文化」 スペイン語を学んだ先に、どのような言語教育が行われるべきか、スペイン語は社会とどのように関わっているのか、またスペイン語圏地域をどのように研究を通じて知ることができるかなどを中心としたテーマを扱う研究会です。学生は個人の研究を進めますが、SFCのスペイン語・スペイン語圏研究室として重点を置くテーマに研究室のサポートを受けながら取り組むこともできます。教員の関心と近い学生については、スペイン語と関係がなくても受け入れています。金曜4限に加えて金曜3限にアカデミックなスペイン語を扱うサブゼミを行っており、両方の曜限に参加できることを履修の条件とします。
水俣研究
植原 啓介
熊本県水俣市は人口約2万3000人の自治体です。熊本県の最南端に位置し、不知火海の美しい海と九州山脈の豊かな自然に恵まれています。しかし、この市では1956年に水俣病が公式に発見され、そこから数奇な運命をだどっています。 本研究会では、水俣市が経験した水俣病そのものについて学習し、またその後の原因企業や国、自治体の対応、そして現在の環境首都としての活動について学びます。その上で、現在の水俣市のまちおこし提案などを進めていく予定です。
ネットワーク運用と実空間インターネット
植原 啓介
本研究会では、ネットワークの運用と実空間を支援するインターネットのあり方について考えます。 インターネットが情報通信の社会インフラになったと言われるようになってから約30年が経ちます。インターネットは、人と人の間で情報交換を可能にしたり、情報を検索を容易にしたり、インターネットが人間の生活を便利にし、また劇的に変化させたのは事実です。 一方で、インターネットの使われ方は未だ私の納得できるものではありません。以前、「サイバー空間」という単語がよく使われていましたが、我々が生きる空間はあくまで「実空間」です。実空間の情報をインターネット上に置き、さらに我々の生活を便利にしていくことが本研究会の目的です。
政治哲学・倫理学(理論と応用)
宮代 康丈
宮代研究室は政治哲学と倫理学を中心のテーマとして扱います。政治哲学や倫理学に固有の問題は一般に、「どうなっているか」ということよりも、「どうあるべきか」ということに関わります。たとえば政治哲学では、古代ギリシャ以来、ごく簡単に言うと、「もっともすぐれた政治体制は何か」、すなわち「最善の体制は何か」ということが議論の中心にありました。政治哲学は、「これこれの政治体制は実際どのようになっているか」という事実に関する問いだけでなく、「そもそも政治体制はどうあるべきか」という問い、つまり「規範的」と形容される問いを扱います。本研究室では、こうした規範理論としての政治哲学や倫理学で議論されている問題群を取り上げ、考察します。
政治哲学・倫理学(基礎)
宮代 康丈
宮代研究室は政治哲学と倫理学を中心のテーマとして扱います。政治哲学や倫理学に固有の問題は一般に、「どうなっているか」ということよりも、「どうあるべきか」ということに関わります。たとえば政治哲学では、古代ギリシャ以来、ごく簡単に言うと、「もっともすぐれた政治体制は何か」、すなわち「最善の体制は何か」ということが議論の中心にありました。政治哲学は、「これこれの政治体制は実際どのようになっているか」という事実に関する問いだけでなく、「そもそも政治体制はどうあるべきか」という問い、つまり「規範的」と形容される問いを扱います。本研究室では、こうした規範理論としての政治哲学や倫理学で議論されている問題群を取り上げ、考察します。
ボディプランニング解析(先端生命科学)
黒田 裕樹
荒川・金井・黒田・河野・杉本・鈴木・曽我・内藤・平山の9人が担当する研究会は、先端生命科学合同研究会として、合同で運営しています。
大きなテーマは「教育を通じたインドネシアのコミュニティのエンパワーメント」です。インドネシアは多様性のあるユニークな国です。それは世界最大の群島です。インドネシアは国として多くの課題に直面しています。最大の課題の 1 つは、人々にエンパワーメントを提供することです。コミュニティのエンパワーメントは福祉を向上させることができます。このセミナーでは、インドネシアにおけるコミュニティのエンパワーメント、特に観光分野における問題と課題について議論します。このセミナーでは、教育がエンパワーメントの達成にどのように役立つかを強調します。
サントーソ, ペトルス
このセミナーは学生に現代インドネシアを紹介することを目的としています。インドネシア社会の最近の変化、遺産観光、地元のエンパワーメントについて取り上げます。インドネシアが観光分野におけるエンパワーメントプログラムをどのように受けているのか、その課題を図書館調査から見ていきます。
数学からつくる
巴山 竜来
数学はデザインやものづくりなど創作に関わる様々な領域と関連しています.テクノロジーを駆使するメディアアートのような分野においては数学との関連性は顕著ですが,一見「理系的なもの」と無関係のように見える伝統的な手工芸においても,その構造を紐解くとしばしば数学があらわれます.この研究会では数学を創作へ応用することを研究します.具体的には,数学を応用した創作の事例を研究し,数理的な手法をもとにプロトタイプ作成を目指します.企業や作家との協働も計画しています.
数学
巴山 竜来
数学の研究会です。数学に関する文献を読み、それを理解して人に解説する、という輪講方式で進めます。
ドイツ語圏とヨーロッパ諸国の発展
マイヤー, アンドレアス
本研究会は英語で開講され、ドイツ語圏もしくは他のヨーロッパ諸国に焦点を当てて過去から現在を含む社会的、文化的、政治的そして経済的な発展について扱います。これらの国々と、他の国々との比較研究も可能です。履修者は、他の履修者や教員との話し合いを通じて個人研究のテーマを決定し、定期的に進捗報告をしてフィードバックをもらうことになります。全履修者は授業内で最終発表を行い、英語もしくはドイツ語で最終レポートを執筆します。 映画、文学、社会、ジェンダー、言語教育、政治、E Uなどが主なテーマとして挙げられますが、それ以外の分野の研究も可能ですので教員に相談してください。これまでの履修者のテーマとしては、例えば移民問題、社会運動や動物保護についてがありました。 他の履修者と交流し、アカデミックスキルの向上を目指す学生の履修をお願いします。本研究会はオンキャンパスで開講されます。
アントレプレナーシップと経営
神成 淳司 矢作 尚久
大量生産大量消費を前提とした商品・サービス提供の時代から個別対応を要求される時代への変化が加速している。すなわち、次世代の商品・サービスは個人の意思決定に即したものでなくてはならない。本研究会では、新しい社会基盤となるビジネスの創出と運営に必要なプロセスと戦略およびそれを実行する企業家のあるべき姿を、多様なケース(事例)を用いながら研究する。 昨今アントレプレナーシップを「起業家精神」と呼ぶことが多いが、アントレプレナーとは「企業家」であり、「・・シップ」とは精神ではなく「・・のあり方」、つまり、アントレプレナーシップとはこの研究会のテーマである「企業家のあるべき姿」そのものである。これはシュンペーターが1942年の著作「資本主義、社会主義、民主主義」の中で資本主義の本質と定義した創造的破壊(イノベーション)の実行者たるアントレプレナー(企業家)のあるべき姿を「アントレプレナーシップ」と呼んで以来普遍の概念である。 未来の先導者の必須条件たるアントレプレナーシップに不可欠な善悪美醜を識別する鋭く豊かな感性と、自分と異なる多様な価値観に耳を傾ける寛容性、そしてあらゆる抵抗・反対を乗り越えて行動し、結果を出す行動力を身につけることをこの研究会の目的とする。
ヘルスケアシステムデザイン
神成 淳司 矢作 尚久
データサイエンスの世界では、データが生成されるプロセスを正確に把握し、同時にその深層を想像する能力と高い倫理観を要する。気象・金融・交通・物流・生活における各種センサー等のあらゆるデータは、人間の活動に紐付いている。人間の活動は、全てひとり一人の「脳と身体の状態」によって規定されている。しかしながら、データを扱う者たちが、そのデータが生成される背景、あるいはデータを紐付ける先、すなわち人間の「脳と身体の状態」に関して正しい医学的知識と正確な理解を持たぬため、導き出される解が人間の活動そのものに直結、特に健康医療分野において臨床現場に反映されたものは、皆無に近い。 本研究会では、先駆的な診断・治療支援技術開発や日常生活に溶け込むヘルスケアシステムの設計、次世代を見据えた金融の理論や保険システムの創出、日常的に使われるアプリの試作、システム間での情報流通による異常検出など多種多様なプロジェクトから成り立ち、数理モデルからの技術・システム開発、データ分析とその正しい解釈、データ構造の設計、ビジネスモデルの立案ならびに高度な知財戦略等に直接関わることになる。これらは総て人の命に直結する事業に関わる研究であるため、本気で取り組まねばならない。 プロジェクトを通して、あらゆる日常生活が、人体の細胞レベルの変化の総称としての「状態」に紐付けられ、その生活が、家庭、社会、国を構成していることを実感してもらいたい。すなわち、常にミクロからマクロまで自身の「思考」を往来させ、個別最適化を図りながらの全体最適化とは何かを考えるトレーニングを行い続けることで俯瞰する能力、多次元的にシステムを想像しデザインする能力を養い、次世代のヘルスケアシステムが何かを論じ、世代を超えたsustainableなエコシステムを考え、循環型のビジネスモデルを創造する力を身につけることを目指す。必ずや貴君達の将来に役立つ、取り組み姿勢と考え方の基礎が身につくはずである。 本研究会は、実践的な「アントレプレナーシップと経営」と連携して進めて行くので、履修生は両コースを1セットとして履修することを薦める。
A research project exploring a subculture, art movement, or music scene
ヘニグマン, デイビッド
The Subculture Factory research group will attempt to create its own entirely original subculture from the ground up. Using a hodgepodge of obscure films, music, writings, and artwork for inspiration and direction, we will embrace the absurdity of this endeavor and revel in the freedom of thought and expression that the unlikeliness of immediate renown allots us. Though we will suspect that such breakthroughs cannot be forced, through the insistence of the instructor we will doggedly manufacture our shared identity, distinctive meanings, and resistance to “conventional” society. At every turn, we will ask ourselves, “What would Damo Suzuki do?” In moments of advanced indecision, we will consult Brian Eno and Peter Schmidt’s Oblique Strategies advice cards. Our forever incomplete, always expanding, list of heroes will include: Björk, David Lynch, Naoko Yamano, Rob Halford, and Thundercat. We use the word “factory” in honor of Andy Warhol and the scene that gave birth to the Velvet Underground, who we believe to be the most important rock band in history. The Subculture Factory research group hopes to attract artists, musicians, writers, performers, visionaries, enthusiasts of any kind, and misfits. Our core belief is that destined creative interactions and cross-pollinations lead to works of staggering beauty.
都市空間論
シェッダーディ, アキル
本セミナーでは、都市空間の進化、および現在の実践について学びます。今日の町や都市の発展に影響を与える最も重要な次元を調べ、交通、政治、文化といった要素が、都市環境の空間的・時間的構成にどのように反映されるかを考察します。 また、都市空間や建築の事例を通して 、空間の利用者と設計された空間との相互関係を研究することで、居住空間空間の分析にも注目します。 議論や 発表を通じて、理論的な概念を応用し、学生自身の空間体験を分析することを奨励する。
中国語のデジタル学習環境の構築
宮本 大輔
本研究会では、外国語―特に中国語学習のための環境整備を目指す。Covid-19感染拡大によるリモート授業の増加を背景として、外国語教育においても、教材のデジタル化に対する需要が高まっている。今後、デジタル教材に求められるのは、学習者全員が一律に行うものではなく、学習者一人一人が自身の習熟度や理解度に応じて学習を進めることのできる、個人最適化された学習環境の構築である。 また、これまでの日本における第二外国語教育は、語彙、文法の習得に重点が置かれる文法訳読法が中心であり、単位を取得しても外国語を「使える」レベルまでには達しないことが多い。近年、英語教育や日本語教育を中心に、学習者のコミュニケーション能力を高めることを目的とした教授法が試されている。こうした知見をどのように第二外国語教育に生かしていけばよいのか。SFCの外国語教育の特徴でもある、直接教授法と併せて考える。 これらの問題意識のもと、本研究会では、以下の4点を念頭に置き、SFCの教材に準拠した新たな教材の開発を進める。
中国語の社会言語学的研究
宮本 大輔
本研究会では、中国語に社会言語学的角度からアプローチします。社会言語学とは、言語を社会との関係から解明しようとする分野で、研究対象は、身近な言語現象から言語変異、多言語使用、言語継承、言語政策、言語サービスなど、多岐にわたります。
合成生物学(先端生命科学)
河野 暢明
■はじめに: 荒川・金井・黒田・河野・杉本・鈴木・曽我・内藤・平山の9人が担当する研究会は、 先端生命科学合同研究会として、合同で運営しています。 大学院のアカデミックプロジェクト「先端生命科学」とも合同で運営しており、 学部生、大学院生そして教員が一緒になって研究を進めます。 どの教員の研究会を履修すべきかについては、履修許可の連絡の際に案内します。 研究ハイライト: http://www.iab.keio.ac.jp
医療データサイエンス(先端生命科学)
杉本 昌弘
荒川・金井・黒田・河野・杉本・鈴木・曽我・内藤・平山の9人が担当する研究会は、 先端生命科学合同研究会として、合同で運営しています。 大学院のアカデミックプロジェクト「先端生命科学」とも合同で運営しており、 学部生、大学院生そして教員が一緒になって研究を進めます。 どの教員の研究会を履修すべきかについては、履修許可の連絡の際に案内します。 研究ハイライト: http://www.iab.keio.ac.jp
生体代謝プロファイリング
平山 明由
荒川・金井・黒田・河野・杉本・鈴木・曽我・内藤・平山の9人が担当する研究会は、先端生命科学合同研究会として、合同で運営しています。 大学院のアカデミックプロジェクト「先端生命科学」とも合同で運営しており、学部生、大学院生そして教員が一緒になって研究を進めます。 どの教員の研究会を履修すべきかについては、履修許可の連絡の際に案内します。 研究ハイライト:http://www.iab.keio.ac.jp ★研究内容:キャピラリー電気泳動-質量分析計(CE-MS)を始めとする生体内代謝物(メタボローム)測定技術の高度化・高感度化を行うとともに、これを様々な生体試料に適用することにより、疾患発症機序の解明やバイオマーカーの探索等を実施する。
コーチングとコミュニティ
東海林 祐子
本研究会ではコミュニティに活きるコーチングを目指していきます。ここでいうコーチングはスポーツに特化したものでなく、あらゆるコミュニティに活用できる汎用的なコーチングを開発していきます。社会に活きるコーチングの実践が求められます。 すでに次のようなプロジェクトがスタートしていますが、これ以外でも履修学生のアイデアによってコミュニティの構成員を元気にする方法を共に練り上げていきます。 最終的なアウトプットが求められます。 (1)アスリートのライフスキルとピークパフォーマンス (2)子どものコーチング (3)ジェンダーとスポーツ (4)身体感覚 (5)その他(要相談)
コーチングとライフスキル
東海林 祐子
本研究会では主にスポーツにおけるパフォーマンスの向上や勝利という目標に向けた人間関係の構築について心理面に着目して進めていきます。 履修希望の学生は次のいずれかの研究テーマで進めていきます。 (1)スポーツ場面における選手間、選手とコーチ間のジレンマとその解決モデル (2)パフォーマンス向上のためのコンディショニング (3)やる気にさせるライフスキルプログラム (4)女性アスリートとジェンダーと社会 (5)身体感覚 (6)パフォーマンスを発揮する組織づくり (7)その他(要相談)
日本・アジアにおける企業経営
柳町 功
本研究会2は、<日本・アジアにおける企業経営>をテーマとしている。アジア企業のグローバル競争の実態について、総合的な視点から考察を行う。この場合の「アジア」とは日本・中国のほか、韓国・台湾などの東アジア、タイ・インドネシア・マレーシアなどの東南アジア、さらにはインドなどをすべて含む。分析対象として扱う代表的産業分野としては、IT・半導体、情報通信、インターネット関連、エンターティメント関連、自動車、石油化学、鉄鋼などがある。 今までの代表的卒業論文テーマは以下の通りである。
発生・生殖工学の応用
黒田 裕樹
荒川・金井・黒田・河野・杉本・鈴木・曽我・内藤・平山の9人が担当する研究会は、 先端生命科学合同研究会として、合同で運営しています。 大学院のアカデミックプロジェクト「先端生命科学」とも合同で運営しており、 学部生、大学院生そして教員が一緒になって研究を進めます。 どの教員の研究会を履修すべきかについては、履修許可の連絡の際に案内します。 研究ハイライト: http://www.iab.keio.ac.jp
スマートモビリティ〜自動運転車や自動運転バスを創ろう〜
大前 学
この研究会では、Smart Mobility社会への技術面からのアプローチとして、自動車やバスの自動運転を題材に、その技術研究の基礎となる知識やスキルを養成します。スマートモビリティ〜車やバスの自動運転技術を学ぼう〜(研究会B(1))では、機械力学、電気回路、車両運動力学、制御理論、プログラミング(機械の制御、シミュレーション、センサ情報処理)等について、毎週の課題を通じて学びます。スマートモビリティ〜自動運転車や自動運転バスを創ろう〜(研究会B(2))では、研究テーマを設定し、研究活動を通じて、知識やスキルを醸成します。
スマートモビリティ〜車やバスの自動運転技術を学ぼう〜
大前 学
この研究会では、Smart Mobility社会への技術面からのアプローチとして、自動車やバスの自動運転を題材に、その技術研究の基礎となる知識やスキルを養成します。スマートモビリティ〜車やバスの自動運転技術を学ぼう〜(研究会B(1))では、機械力学、電気回路、車両運動力学、制御理論、プログラミング(機械の制御、シミュレーション、センサ情報処理)等について、毎週の課題を通じて学びます。スマートモビリティ〜自動運転車や自動運転バスを創ろう〜(研究会B(2))では、研究テーマを設定し、研究活動を通じて、知識やスキルを醸成します。
ウェブアプリケーションシステム
服部 隆志
ウェブアプリを作るには、アプリケーション本体をプログラムする技能だけでなく、データベースやウェブに関する幅広い知識が必要です。この授業では、グループに分かれて実際にウェブアプリケーションを制作し、いろいろな技術を身につけることを目指します。
大規模言語モデル入門
服部 隆志
ここ数年、さまざまな機械学習のツールやライブラリが提供されるようになり、データさえ用意すれば誰でも機械学習を行うことができるようになりました。しかし、意味もわからずにプログラムを実行しても、その結果を正しく使うことはできません。その結果がどのようにして導かれたのかというアルゴリズムや理論的基礎を理解していることが必要です。 この研究会では、「大規模言語モデル入門」という書籍を輪講し、Transformerの理論的基礎と、質問応答、要約生成などの自然言語処理への応用を勉強します。
ヘルスサイエンス(健康科学)
渡辺 光博
科学的根拠のある食・サプリメントの解明を行い、医食同源の観点から健康を目指していきたい。 代謝・栄養と健康についての基礎知識を高めるため、輪読、グループワーク、基礎的実験を行いながら学習します。最終的にはIT、政策、街造り等を行っている様々な他研究会プロジェクトと協力して社会活動に広げていきたいと考えている。 研究は決して楽しいことばかりではなく、粘り強い精神力も要求されます。知識だけではなく実際に手を動かし、新しい概念を創出することに喜びを見いだせる方を歓迎いたします。
ヘルスサイエンス(健康・幸福な街づくり)
渡辺 光博
本研究会はもう一つの基礎研究を中心とした研究会(是非見てみてください)の成果を社会応用に発展させる研究会であり、IT、政策、まちづくり等を現場で行っている様々な法人・自治体・市民組織や他研究会プロジェクトと協力して、人々が幸せに生活できる社会を考え実現させていく研究会である。
ネイチャーポジティブ
一ノ瀬 友博
21世紀は環境の世紀であると言われていました。もう20年以上が過ぎましたが、気候変動、生物多様性、自然資源、廃棄物など、どの課題をとっても20世紀より改善されているとは言えない状況です。温室効果ガス削減については、2015年に合意されたパリ協定により2100年時点の平均気温の上昇を2度とすることが目標として設定され、できれば1.5度に抑えることが望ましいとされました。最近の研究によれば、このままでは2030年代には1.5度を超えてしまうと予測されていて、カーボンニュートラルへの移行が待ったなしの状態です。生物多様性については、2022年12月に新たな国際目標が合意され、「2030年までに生物多様性の損失をくい止め、反転させて、回復軌道に乗せる」、いわゆる「ネイチャーポジティブ」が示されました。生物多様性に限らず、これまで人類は自然資本を使い尽くして豊かで便利な社会を実現してきました。しかし、プラネタリーバウンダリーという考え方で示されたように、人類は地球の許容範囲を超えて様々な資源利用を進めていて、そのことが環境の不安定さの増大につながっています。近い将来の災害の多発や深刻な食糧不足などが予測されています。私たちの将来の社会の持続可能性を確保するためには、自然を毀損する(ネイチャーネガティブ)時代から自然を回復する(ネイチャーポジティブ)時代に早急に転換しなければなりません。本研究会「ネイチャーポジティブ」では、世界の課題を理解し、将来を変える具体的なアクションを起こすことを目標としています。
ランドスケープ研究
一ノ瀬 友博
本研究会では、ランドスケープに関わる研究を扱います。日本語の訳語である「景観」が見た目だけで語られることが多いのですが、ここで言うランドスケープはその背後にある自然・社会環境、歴史も含めた用語です。つまり、現実の空間に関わることは何でも対象となるのですが、これまで研究会の学生が扱ってきたテーマのキーワードは以下のようなものです。生態学、農村計画、震災復興、庭園・公園、都市計画、都市緑地、生物多様性、都市景観、地域活性化、流域計画、土地利用変遷、環境教育。 研究会は、基本的に個々の研究の進捗状況を発表していただき、その内容について議論する形式で進めます。対象とする研究は原則として個人研究です。グループで行う研究プロジェクトに関しては、もう一方の研究会「グリーンインフラ」を参照して下さい。本研究会では、発表に対するディスカッションも重視します。加えて、この研究会では論文・図書を読みこなすことを求めています。
分散型のストレージシステムとネットワークアーキテクチャー
バンミーター, ロドニー D
インターネットは数十年前からあるのに、まだ進化中だ。この研究会で、新しいインターネット技術を開発する。分散型のストレージシステムはインターネットオヴシングス(Internet of Things, IoT)、スマホなどに影響する。ついでに、コンピュータアーキテクチャも勉強する。ネットワークでデータを転送するFPGAも開発する。
AQUA: 量子計算機と量子ネットワーク
バンミーター, ロドニー D
量子コンピューティングと量子インターネットの研究。 理論、シミュレーション、実際の量子コンピューターのプログラミング、量子ネットワーク実験。 また、量子人材育成、国内および国際的なクォンタムコミュニティをサポートしています。
グローバル社会の理論と政策
土屋 大洋
国際関係に焦点を当てて個人研究を行います。
言語と思想、言語と芸術
國枝 孝弘
「芸術はこの私たちの生活世界をどのような新しい相貌のもとで示してくれるか」。研究会の根底にあるのはこの問いです。芸術作品がこの「新しさ」を持ちうる限りにおいて、芸術作品自体の「古さ・新しさ」は問題になりません。芸術は、それに接する人間によってたえず命を吹き込まれる存在です。 芸術作品が、私たちの認識を更新してくれる限りにおいて、芸術は決して私たちが生きているこの世界と切り離されたところに存在することはありません。私たちが当然とみなしているこの世界に、根本的な疑問を投げかける契機となるもの、それが芸術作品です。 この研究会は、芸術と人間と世界の関係のありかたを探究していくことを目的とします。とはいえ、抽象的な言語遊戯や、単なる趣味のおしゃべりでは研究となりません。自らの関心対象を具体的に定め、歴史的、社会的文脈にきちんと置くとともに、作品の細部に至るまで丁寧に分析、考察することが求められます。またその考察の結果を、厳密でありつつも、他者と共有できる平明な言葉を用いて、表現することが、大学という場所では大切になります。 この人間の芸術創造を広く探究していこうと考えている人のための研究会です。 具体的には次のようなアプローチの研究を行う事ができます。 表象論:文学作品や、絵画にこめられている文化的文脈や、作品を創造するにあたっての表現・技法の問題を扱う。 物語論:人間の持つ世界の意味付けという能力を通して、人間の世界認識のあり方を考える。 言語思想論:記号論や、意味論などの枠組みを通して、特に文学テキストを分析する。 芸術論:人間の想像力、精神のあり方を芸術作品を通して探る。 特に時代と切り結ぶ芸術のあり方を考える
韓国・北朝鮮の政治・経済・社会
柳町 功
本研究会1は、<韓国・北朝鮮の政治・経済・社会>をテーマとしている。地域としての朝鮮半島(韓国および北朝鮮)を対象に、政治・社会分野、経済・経営分野、歴史分野を中心に研究を進めていくことを目的としている。柔軟かつ幅広い切り口を準備することによって、隣国地域である朝鮮半島に対する理解を深めていこうとするものである。 今までの代表的卒業論文テーマは以下の通りである。
応用バイオテクノロジー(先端生命科学)
曽我 朋義
■はじめに: 荒川・金井・黒田・河野・杉本・鈴木・曽我・内藤・平山の9人が担当する研究会は、先端生命科学合同研究会として、合同で運営しています。 大学院のアカデミックプロジェクト「先端生命科学」とも合同で運営しており、学部生、大学院生そして教員が一緒になって研究を進めます。 どの教員の研究会を履修すべきかについては、履修許可の連絡の際に案内します。 研究ハイライト: http://www.iab.keio.ac.jp/
RNA機能解析(先端生命科学)
金井 昭夫
■はじめに: 荒川・金井・黒田・河野・杉本・鈴木・曽我・内藤・平山の9人が担当する研究会は、先端生命科学合同研究会として、合同で運営しています。大学院のアカデミックプロジェクト「先端生命科学」とも合同で運営しており、学部生、大学院生そして教員が一緒になって研究を進めます。どの教員の研究会を履修すべきかについては、履修許可の連絡の際に案内します。 研究ハイライト: http://www.iab.keio.ac.jp
オーラル・ヒストリー―「聞く力」で未知を拓く―
清水 唯一朗
この研究会のテーマは「聞く」こと、もしくは「聴く」ことです。これまで研究の材料とされてきた文字資料や数字のデータは、どこか硬く、乾いていて、物足りなく感じたことがないでしょうか。とりわけ人を相手とする研究では、人の温度を感じるようなものが欲しくなるのは至極あたりまえのことに思えます。そこで「語る」「聞く」という。とても単純でありながらコミュニケーションを基調とした実感のある作業を通じて、研究を、そして未知を切り拓くことを考え、実践していく研究会をはじめました。
日本政治外交研究(JPD)ベーシック&アドバンスト―日本政治外交を自分のことばで論じる
清水 唯一朗
私たちは、自分たちが住むこの国のことをどれだけ理解できているでしょうか。「世界が民主主義の困難に直面するなか、なぜ日本の政治は安定しているのか」。各国の政治学者、日本研究者と交流するなかで、よく聞かれる質問です。1993年以後の「失われた20年」、そして2009年、2012年の二度の政権交代を経て、日本政治のすがたは大きく変わりました。もっとも、課題は山積しています。これを内在的に理解し発信することが求められているといえる。世界各地で「民主主義の困難」が叫ばれるなか、わたしたちは日本政治からなにを学び、どう変え、どのように発信していくことができるのでしょうか。 こうして日本の政治外交(近代・現代)のすがたを考えるとき、そこには当然にして必要となる基礎的な知識と構造への理解があります。しかし、そうした知的基盤はどれだけ共有されているでしょうか。必要な基礎がおざなりでは、せっかくの創造も根なし台なしになりかねません。借りものの理解や都合のよいデータではなく、自分自身の頭で考え、判断するための足場、スタンスを獲得することが必要なことはいうまでもありません。 そこで、この研究会では日本の政治外交を題材に、そこに現れる問題の構造を体系的に理解することを目標とする。経緯、制度、人物を切り口として、政治学・歴史学のすぐれたテキストを材料に議論をおこない、自らの考える基盤をつかむ。そのうえで、体系的な理解に基づいた分析と発信を行うための演習を重ね、日本の政治外交を自分のことばで考え、論じる力を磨き上げていきます。
ヘルスコミュニケーションの実践
秋山 美紀
あなたはどんな社会を目指しますか? この研究会「ヘルスコミュニケーションの実践」は、一人一人が健やかで幸せな状態(Wellbeing)になっていくようなコミュニティのあり方を考えたり、包摂社会(inclusive society)の実現に向けた実践を志向する人が、切磋琢磨しながら議論する場です。 個人や集団の健康状態に違いをもたらす様々な社会的・経済的な要因(Social Determinants of Health=SDH)に働きかけていくためのコミュニケーションを含む実践を志向するグループ活動が中心となります。 研究会では,履修者が関心あるテーマについてグループ毎に議論を深めながら,フィールドに出て活動を行ったり、教室で仲間と議論を深めたりします。 これまでの研究会での具体的なグループ活動の課題例としては、高齢者のWellbeing,病児の学習支援,骨髄移植に関する啓発といったものがありました。いずれも学生自身が関心あるテーマを選び,グループで課題を深堀りしてきました。このテーマ以外にも、地域社会のあり方やつながり方を考えたい人や、地域、学校、職場におけるこれからのヘルスプロモーション活動、アートを通した健康への仕掛けづくり,教育プログラムや教材等の開発、地域の居場所づくり等への関心がある方も歓迎しますが、いずれもグループへのコミットメントと貢献が求められます。 この研究会をつくるのはあなたです。
ヘルスコミュニケーションの理論と研究
秋山 美紀
当研究会は、人とコミュニティに着目し、様々な社会科学的アプローチを融合し、ヘルスケアを取り巻く様々な問題を解決するための研究を行う場である。この「ヘルスコミュニケーションの理論と研究」は、人々の健康にインパクトを与えうる様々な働きかけの理論と方法である「ヘルスコミュニケーション」について学んでいく。 人々がより健康に生きる、その手段としてのコミュニケーションは、各国で社会的な要請に応えるかたちで、新しいメディアや手法も効果的に取り入れながら、ダイナミックに発展し続けてきた。たとえば今日、深刻な健康課題を抱えている人の多くは、社会的・経済的・環境的な複数の課題を抱えていることが多い。そうした健康課題を解決するには、本人に正しい知識やエビデンスを伝えるだけでは不十分で、当事者をとりまく周囲の人々への働きかけをしたり、さらには社会的な環境を変えていくために政策担当者等のステークホルダーに対しても問題の重要性を訴えることも必要となる。 研究会では、健康・医療のコミュニケーションを効果的に行うための基本的な理論と概念、さらに実践を研究として結実させる方法を実例とともに学ぶ。社会において顕著なヘルスコミュニケーションの実践をしている外部講師も予定している。医療および公衆衛生、健康・医療政策に関心があり、人々の健康の問題を多様なアクターとともに理解し協働して解決する戦略、スキル、方法、アプローチを学びたい意欲ある者を歓迎する。 なお研究会の様子は、以下のウェブサイトで確認できる。https://akiyama-lab.sfc.keio.ac.jp/index.html
近代社会研究
小熊 英二
この研究会は、履修者が自分の研究テーマについて発表し、それについて担当者のコメントと関連講義、そして全体の討論を行なうという、いわば通常の大学などでよく行なわれるゼミ形式で進行させる。研究テーマについては各自の関心によるものでよいが、近代日本社会の問題点を問う社会科学的なテーマであることが望ましい。担当者は社会学・思想史・歴史学などの分野では指導できるが、昨年以前の研究会でどのような研究発表がなされていたかは、研究会ホームページhttps://oguma.sfc.keio.ac.jp/sotsugyouronbun.html を参照してもらいたい。
時空間認識と自己意識の社会学
小熊 英二
2024年度秋学期は、近代における時空間認識と自己認識の変化という観点から、主に社会学の古典を読む。現代社会で求められることが多いタイムマネジメント、未来に関する計画性、それらに基づいて行動する自己という世界認識は、決して人間に本来的に備わった認識形態ではない。それは近代になってから広がったもので、人間に可能性と抑圧の双方をもたらしている。この問題は20世紀の多くの社会学者の問題関心であり、その観点から読み直すことで古典の理解を深めることができる。 毎回一人の受講者に20分程度の報告と論点提起をしてもらったうえで、担当者の追加の講義を行い、受講者がみな討議する。全員が課題図書を読了していることを前提に、受講者相互のディスカッションや教員との質疑応答を重視していきたい。
生命進化のシンギュラリティ(先端生命科学)
内藤 泰宏
E-Cellプロジェクト(先端生命科学)
内藤 泰宏
Emerging Business Models in Cyber Civilization
國領 二郎
We will be exploring fundamental mechanisms that are creating new trends (such as generative AI based businesses) in the economy and society. We believe that emerging information technologies are changing the foundations of today's society and thereby changing the way societies (including businesses) function. We might call it emergence of a new civilization. The way businesses are organized, the way we work, and how the wealth is distributed will all have to change. This seminar aspires to understand the nature of the new civilization and envision how businesses (act of sustainable creation of value) will look like in the future.
国際経済・⾦融研究会
白井 さゆり
この研究会はマクロ経済学の応用として最近の世界経済問題の理解を促進することを目的とする。前半はざまざまなテーマで学生が共同で自発的な調査と発表そして、議論を行う。ディベートなどを実施する。後半は短い文献を扱う。テーマは最新の文献の内容によるが、過去の研究会では、気候変動、SDGs、途上国の債務問題、コロナ危機、金融政策、財政政策と金融政策の関係、ESG投資、バイデン政権下の米国の経済政策、日本経済と高齢化、中国経済、デジタル通貨などが考えられる。また卒業プロジェクトの学生のレポートの中間発表と議論を中心に実施する。
Seminar on International Economy and Finance
白井 さゆり
この研究会では最近のさまざまな経済課題について扱う。研究会は2部構成となっており、前半ではいくつかのテーマで学生の自発的な調査と発表と議論を行う。テーマは毎年最新のものを扱うが、2023年春学期の場合は米国の金融政策、グローバルサウスなどを扱った。ディベートも実施している。後半は、短い英語のarticleをもとに学生が協力して発表。過去の研究会では仮想資産、CBDC、気候変動、新興国の債務問題、貧困と格差、中国経済、金融緩和、金融株式市場、DXとデジタル化などを扱った。学生はArticileにもとづくタームペーパーの作成、卒業プロジェクトの学生はプロジェクト用のペーパーの発表と作成を行う。
多言語多文化共生社会と日本語
杉原 由美
日本社会が言語的文化的な多様性を受け入れる社会に向かうための実践と研究を行う研究会です。言語と文化、越境移動する人々と社会的マジョリティをめぐる諸現象について、批判的に検討し、社会を変えて行くための小さな一歩を見出して実行することを重要視しています。
異文化間コミュニケーション -批判的パースペクティブ
杉原 由美
この研究会では、異文化間コミュニケーションにおける文化、言語、民族/国籍/人種、ジェンダー、階級、そしてアイデンティティ、他者化、表象にまつわる複雑な問題を掘り下げていきます。文化は固定されたものではなく、さまざまなグループと力のダイナミクスによって形成されるものです。つまり、私たちの異文化間コミュニケーションは、しばしば目に見えず、当然と思われている力関係に影響されるということです。したがって、こうした力のダイナミクスを批判的に理解することが重要です。そうすれば、不均衡な力関係に対処し、現状を超えたオルタナティブな可能性を創造的に模索する力を得ることができます。 研究会では、論文を読んだりビデオを見たりして問題を探求するディスカッションを行います。学生は、関連するテーマについて、単独でまたはゼミの他のメンバーとともにプロジェクトやリサーチを行います。
微生物ゲノム学(先端生命科学)/環境バイオインフォマティクス(先端生命科学)
鈴木 治夫
荒川・金井・黒田・河野・杉本・鈴木・曽我・内藤・平山の9人が担当する研究会は、先端生命科学合同研究会として、合同で運営しています。
微生物ゲノム学(先端生命科学)/環境バイオインフォマティクス(先端生命科学)
鈴木 治夫
荒川・金井・黒田・河野・杉本・鈴木・曽我・内藤・平山の9人が担当する研究会は、先端生命科学合同研究会として、合同で運営しています。
コピーとオリジナリティ
西川 葉澄
本研究会では模倣とオリジナリティの問題を扱います。既に完成された古典作品の模倣こそが良き芸術として評価されてきたのに対し、ロマン主義以降には模倣を才能の欠落とみなすような決定的な価値の逆転が生じ、芸術の世界に独自性や新しさが追及されるようになり現代に至ります。また、一方で模倣を用いることによる逆説的な独自性を世に問う芸術も誕生し、模倣をめぐる問題は現代性の追究と非常に関連のあるテーマ(オマージュ、引用、パロディ、剽窃等)にもつながっています。オリジナリティとコピーをめぐる諸問題を考察することは現代の社会・文化を考察することにも関連するでしょう。 まず出発点を明確に共有するために文献の輪読およびディスカッションを行います。参加者は並行して各自で興味のある関連テーマを選び、研究をすすめ、研究発表を行います。
外国語学習のための「学びのコミュニティ」作りと複言語主義
西川 葉澄
日本の言語教育における課題の一つとして、学習中の言語に触れる/戯れる機会と時間数の少なさ、そしてそれに伴う学習中の外国語に対するモチベーションの維持・向上の難しさが挙げられるのではないだろうか。特に中級以上の学習者のモチベーションを維持するためには、学習環境の整備が重要となるだろう。そのような前提において、外国語学習のための「学びのコミュニティ」作りには、どのようなことが重要になるだろうか。言語学習における「楽しさ」を再発見させ、孤独な作業になりがちな「学習」を仲間との社会的な活動に結びつけるような魅力的な「協働プロジェクト」を作るにはどのようなことができるのだろうか。 この研究会では、既存のプロジェクトの参与観察を行い、それらの試みが現実的に持続可能な教育実践かどうかという点を軸に分析し、「外国語の学びのコミュニティ」を実際に実現することを目指す。 そしてまた、複言語主義に基づく相互文化的理解を目指すこれからの社会にふさわしい外国語学習のための「学びのコミュニティ」作りについて考察する。
ゲノム生物学(先端生命科学)
荒川 和晴
はじめに:荒川・金井・黒田・河野・杉本・鈴木・曽我・内藤・平山の9人が担当する研究会は、先端生命科学合同研究会として、合同で運営しています。 大学院のアカデミックプロジェクト「先端生命科学」とも合同で運営しており、学部生、大学院生そして教員が一緒になって研究を進めます。 どの教員の研究会を履修すべきかについては、履修許可の連絡の際に案内します。研究ハイライト: http://www.iab.keio.ac.jp 研究内容: 本研究会では、実験・測定・情報解析を隔たりなく用いることで、生物を定量的に理解していきます。 21世紀に入ってから生物学は急速にデータドリブンな学問へと変貌を遂げつつあります。よって、定量的かつ網羅的なデータをいかに取得し、その膨大な情報から情報学や統計学を駆使しつつ生物学的に重要な知見を見出すか、が鍵となります。
地域研究とアカデミック・ディシプリンの対話と融合の模索
廣瀬 陽子
冷戦終結後、冷戦中には容易に行かれなかった地域にも行かれるようになったこと、イデオロギー・バイアスが減少したことなどにより、真の地域研究が可能となり、学界においても地域研究が盛んになっています。しかし、地域研究のポジションは学界の中で未だ浮いている感があります。というのは、地域研究者は「自らの地域は特殊だ」ということを主張し、一方的な情報発信をするにとどまる傾向が強いからです。確かに、ある地域を詳細に研究すればするほど、その地域の特殊性が明らかとなるため、そのような傾向が強まるのは当然ともいえます。しかし、それでは地域研究者の自己満足に終わってしまい、学界における研究の発展も望めないでしょう。
マーケティング・コミュニケーション / 地域デザイン
桑原 武夫
本研究会では、生活者や組織を対象としたコミュニケーション戦略を、主として【マーケティング / 消費者研究】と【科学技術(政策)】分野におけるさまざまなテーマについて探究します。
選択分析:政策と日常生活
ヴ, レ タオ チ
この研究会では日常に深く根ざす人間の行動に注目する。その観察と分析のための鍵になる概念にはリスク、選択、意思決定、そして日常生活などがある。 人間の一生とか日常生活は自分自身の努力だけで作りあげられるものとは考えない。それは自分が一員である大きな集団(家族、地域社会、社会さらにはネットワーク型の集まり等々)で共有される価値に触れ、それを理解し、取り入れてゆこうという“交渉過程”を通じて構築してゆくものなのである。言い換えると、物理的・社会的環境の変化が続く中で自分達自身も変化しつづけるということである。 ただし、自分達の行動に現れる変化が生き方を支える一貫性を犠牲にするというわけではない。この一貫性は日常のルーティンからの逸脱を最小限度に抑えようとする努力を支えている。上で述べた“交渉過程”を通して価値あるものとして取り入れた物事とか人間関係が中断するとか亀裂を招くような状況に接した時、それを抑えようとする努力を支えるものであり、あるいはそうした状況が生み出す“ロス”を抑えようとする努力などにも見られる。 自分達の行動とかそれをめぐる語り(ナラティヴ)は自分達の生き方をそのまま反映するだけではなく、自分達が所属する社会的なるもの・文化的なるものを“表現”するものでもあることに注目したい。 調査・研究の理論的基盤とツール:知識社会学、政治社会学、認知心理学、行動経済学、事例研究、フィールドワーク、ナラティヴ分析. 研究分野と課題:開発、貧困、教育、心身障害、ヘルス、人間の安全保障、自然災害対策等々様々な条件の下での人間の日常生活に関わる政策課題を研究調査の分野として取り上げている。 調査現場:ベトナム(ホーチーミン・シティ、中部ビン・ディン省)、ラオス(ビエンチャン地区)、日本(裾野市須山地区, 東北地方海岸部、その他)など。
アルゴリズミック・デザイン/Algorithmic Design
松川 昌平
【研究テーマ】 「アルゴリズミック・デザイン」
宇宙とアート
脇田 玲
「宇宙とアート」「新しいツールキットの開発」の2つをテーマに、研究会を「A型」にて実施します。時代に左右されない芸術、今の時代の技術や思想が実現する芸術を追求します。過去の問題意識や文脈を整理しつつ、情報技術のスキルを身につける作業をしっかりと積み重ねます。3年間在籍すれば外部に発表できる作品がつくれるようになることを目指します。
データドリブンによるスマート都市・地域の構築
厳 網林
本研究会ではデータドリブンによるスマート都市・地域の構築を目標に研究活動を進めています。データドリブン(Data Driven)とは、データに基づいて判断・行動する事です。 データ社会と言われる今日、従来の定性的な意思決定ではなくより定量的で合理的な考え方が求められています。 こうした社会の流れを踏まえ、データを利用した分析的な手法を使って問題の発見、解決、実行を研究しています。具体的には、地理データを用いて分析や地図化を行う地理情報システム(GIS)を活用し、 都市・地域における環境、防災、交通、観光、福祉、農業などの問題発見、問題の原因とそこに暮らす人々との関わりの解明、 超スマート社会に向けての解決手段の提案、政策支援を行っています。 私たちはSFCの特徴である、問題発見・解決策の考案・実行までを行える研究会です。
経済学とデータで読み解く現代社会のリアル(応用ミクロ計量経済学の実証分析)
中室 牧子
データと計量経済学の方法を用いて、現代社会の諸問題を定量的に分析する技術と知識を身に付けることを目的としています。
防災社会デザイン研究会
大木 聖子
災害に関する自然科学・人間科学・社会科学研究.
脳情報の計測と解析
青山 敦
本研究会は「脳情報学」を専門とする研究会であり,脳情報の計測と数理解析の観点から脳に関する基礎研究に触れると共に,コンピューティング・VR/AR・メディア・健康等への応用を目指して研究していきます.近年,人間の脳活動を非侵襲に計測する様々な手法が出現し,人間の脳を客観的に調べることができるようになってきました.本研究会では,実際にEEG(脳波)・tES(経頭蓋電気刺激)等で得られたデータを用いて,未知の脳機能を調べる方法を学んでいくと共に,卒業プロジェクトや学会発表,論文発表を目指して研究活動を進めていきます.
身体運動の神経科学 〜脳と身体をひとつの"システム"として捉える〜
牛山 潤一
講義概要 私たちの脳と⾝体は、神経信号という名の情報をやりとりしながら、⾃らを動かし、環境と触れ合い、多くのことを感じています。私たち⼈間の根源的な営みともいえる「⾝体運動」は、どのように⽣み出され、調整され、学習されているのでしょうか?本研究会では、脳のみ、⾝体のみ、にズームインしすぎることなく、「脳⇄⾝体⇄環境」のあいだでやりとりされる情報を生理学的/心理学的に読み解くことで、「⼈間」という存在の神秘と本質を理解することを⽬指します。
ソーシャルセクターとヒューマンサービスの社会学
宮垣 元
市民活動やボランティア、NPO/NGO、ソーシャルビジネスなどの「ソーシャルセクター」は、この30年ほどで台頭してきた新しいセクターです。この間、日本のNPOを取り巻く状況は大きく変わり、実践も実に多様になってきています。災害救援、まちづくりや地域活性化、医療福祉や教育などのヒューマンサービス、新しい事業創造まで、各領域で大きな影響力を持つようになってきました。また、社会起業家やソーシャルビジネスが生まれたのも、企業のCSRや社会性の高い消費に関心が高まったのも、セクターを超えたダイナミックな協働も、この間の出来事と言っていいでしょう。これらに共通するのは、公共性の高い活動や社会的正義を実現しようとする活動を、ネットワークやコミュニティの原理を活かしながら行うという点にあり、様々な社会課題の解決に際し、その重要性はますます高まっています。 この研究会では、医療・福祉や教育、子育て、相談などの諸活動に、まちづくりなどを加えた「ヒューマンサービス」分野を主な対象とし、NPO/NGOやソーシャルビジネス、企業のCSRや行政との協働などの「ソーシャルセクター」が果たす役割、可能性、課題や方法論について理論と実証・実践の双方からアプローチします。 具体的には、全員がグループワーク(プロジェクト)と個人研究を平行して行います。前者では、上記テーマのもと、テーマやケースに基づきグループで取り組みます。後者の個人研究では、それぞれ関心のある研究テーマをみずから企画・実践し、最終的に卒業研究としてまとめることを目指します。個人研究では、何らかのオリジナルの調査・実践を伴うものを必須としています。また、社会学の基礎概念もゼミ全体で学んで行きます。 個人研究の多様性も特徴で、過去の卒プロでは以下のようなテーマがありました。 -「「協働」概念の再定義:” 神奈川のサードセクター ”構築にむけて」 -「フィリピンにおける減災意識向上イベントの実施と検証:ザンバレス州オロンガポ市の事例」 -「ボランティアがある社会:若者の語りを考察する」 -「シニアはなぜ「働く」のか :シニアボランティア活動が示す地域社会で生きていくということ」 -「シェアリングエコノミーの社会的価値:貨幣とコミュニケーションの視点から」 -「プロボノを通じた持続的市民活動の実現」 -「地域のセーフティネットとしての子ども食堂:子供の貧困解決の一端を担う地域の役割」 -「シングルマザー向けシェアハウスの提案」 - 「日本における教育の変遷と未来:アクティブラーニングの可能性」 -「チームプレーが社会的孤立者にもたらすもの:『ビッグイシュー』のサッカープログラムを事例として」 -「地震災害時における地域コミュニティの被害抑制の効果の検証」 -「戦略的投資としての社会貢献:産学連携による社会貢献は戦略的投資となり得るか」 -「アフリカの貧困とセクター間の協働可能性:真の社会的包摂に向け、我々が貧困問題を考える理由」 この他、NPOのマネジメントや評価、文化活動、まちづくり、子どもの貧困、地域での外国語教育、社会的包摂、環境とデザイン、郊外都市研究などに取り組んでいる学生もいます。
国際安全保障とグローバルガバナンス
神保 謙
「国際安全保障とグローバルガバナンス」研究会(A型)は日本人学生・留学生による日本語での議論に加えて、GIGA生など英語を用いて研究を行う学生も参加し、バイリンガル環境で研究会を実施します。メインの使用言語は日本語ですが、英語での発表・議論も対応可能といたします。この研究会は基本的には、履修者の研究テーマに関する議論を中心に進めます。進め方としては、(1) リーディング(和文・英文の著作・論文)、(2) グループワーク(上記のテーマに関わる共同研究)、(3) 個人研究発表 を中心に活動をする予定です。また、受講生の皆さんが世界のリーダーの役割を担う「クライシス・シミュレーション」も実施する予定でいます。
1)ことばとメディア、メディア(報道・広告・文学・映画・演劇・その他の舞台芸術)を対象に、「ことば」をデータとして分析し、考察する。2)外国語教育をデザインする(ツールや教材の作成・運用・評価など)*いずれも、個人研究あるいは共同研究で実施
藁谷 郁美
この研究会では「ことばとメディア」を扱います。 具体的にはふたつのプロジェクトから成り立ちます。(1)メディア比較研究プロジェクトおよび (2) 学習環境構築プロジェクトです。それぞれ、個人研究レベルのテーマにより所属するプロジェクトを決めていただきますが、変更は学期途中でも可能です。授業内では基礎的作業部分は共有し、個人研究についてはグループワークを基盤に進めていきます。なお、研究会でのグループ活動では、各自、母語以外の言語を資料として扱うことを前提とします。 以下に、各プロジェクトの内容を記します。
生活世界から考える公共性
田島 英一
本研究プロジェクトは、以下(1)(2)のいずれかに関する研究に対応しています。
デザインとジオメトリー
鳴川 肇
鳴川研は「工学的な問いを幾何学的に解く」美術系研究室です。 社会的な意義やデザインの方法論も大事ですが,作ってできた「かたち」に重きを置いています。 「環境問題を考え,材料を無駄にしないデザイン」といったコンセプトは誰も否定しませんがそれに甘んじてはいけません。成果物の質,かたち,美しさを真面目に追求します。
音楽神経科学(NeuroMusic)
藤井 進也
デジタル政策とメディア利用
華 金玲
近年のインターネット、携帯電話、IoT、5Gなどの情報通信技術の発達により、情報へのアクセスが容易になり、我々の生活の利便性が向上した。そのような情報通信の社会基盤に大きく関わっているのがデジタル政策である。 この研究会では、5GのユースケースやChatGPT、生成AI、メタバース、自動運転などのような新しいテクノロジーの利活用と普及について関連動向を幅広く取り上げ、議論する。日本、中国、台湾、韓国など各国における情報通信の政策形成過程とメディア産業の諸課題についても理解を深める。研究手法としてはフィールドワーク、事例調査分析、アンケート調査分析、ソーシャルメディアデータ分析を用いる。
Corporate Finance and ESG
保田 隆明
Corporate Finance and ESG. To manage a company, it is necessary to understand overall management in a way that crosses over into various areas such as financial strategy, accounting, marketing, product development, organization management, human capital management, and business strategy. In this seminar, students will acquire the knowledge necessary for corporate management through (1) readings, (2) case studies, and (3) actual project practice. The area of expertise of the supervising professor is corporate finance, so the course will delve somewhat deeper into those areas.
コーポレートファイナンスとESG経営
保田 隆明
「コーポレートファイナンスとESG経営」 企業を経営するには、財務戦略(資金調達)、会計、マーケティング、商品開発、経営組織、人事戦略、経営戦略など様々な領域に横串を刺すような形で経営全般について理解する必要があるが、本研究会では、その中でも特に財務戦略と株価評価について、①書籍や学術論文、②ケーススタディ(事例研究)を通じて学んでいく。①の論文、②のケーススタディは英語文献が主になる。
次世代パーソナル・コンピューティングの創成
大越 匡
20世紀終盤からのモバイル・コンピューティング〜ユビキタス・コンピューティングの流れによって、コンピュータは高速化、大容量化、小型化、ワイヤレス化が進展し、個人個人に最適化することで、我々の日常の生活の中に広く浸透しています。しかしながら、例えばICT/AIシステムが作り出す爆発的な量の情報によって我々人間が情報過多に陥ったり、個々人の最適化された情報の提供 (例:SNS上で提供されるニュース記事のAIによる個人最適化) が我々の接触する情報に歪みを生じさせ、人々の思考に影響が出たり、コミュニティが分断するなど、現在の典型的な情報システムのアーキテクチャが生み出している問題が多いのも事実です。 本研究では常に今後10年以上の未来を見据え、「パーソナル・ビッグデータのセンシング→ビッグ・データ解析→個人に最適化する情報の提供」という典型的な個人志向のアーキテクチャとは別の、より新たな情報システム・アーキテクチャに関する研究開発を行います。
サイバー・フィジカル・ウェルビーイングのための人間中心コンピューティング
大越 匡
人や集団のwellbeingのための20世紀終盤からのモバイル・コンピューティング〜ユビキタス・コンピューティングの流れによって、コンピュータは高速化、大容量化、小型化、ワイヤレス化が進展し、我々の日常の生活の中に広く浸透しています。本研究では常に今後10年以上の未来を見据え、未来のにおける我々の(物理空間およびサイバー空間両方での)生活における、心・身・社会的なウェルビーイングを新たに定義し、それを実現する新しいIT/AI技術を研究開発していきます。
行政研究のフロンティア
篠原 舟吾
本研究会は、行政研究の最先端を追い求めることを目的とします。学生は、英語文献を読みながら、先端行政研究とは何かを学びます。文献レビューをもとに、現代行政の課題を1つ選択し、教員とともに研究アプローチを発展させます。
行政研究のフロンティア
篠原 舟吾
本研究会は、行政研究の最先端を追い求めることを目的とします。学生は、英語文献を読みながら、先端行政研究とは何かを学びます。文献レビューをもとに、現代行政の課題を1つ選択し、教員とともに研究アプローチを発展させます。
イスラーム研究
アルマンスール, アフマド
このセミナーでは、イスラーム研究に関連するトピックに取り組みます。
インターネットリサーチ
村井 純
本研究プロジェクトは、インターネットを前提とした技術、および社会のあり方について研究を行う。技術面では、通信システム、分散計算機環境、Webアーキテクチャ、センサーネットワーク技術、ビッグデータシステム、Internet of Things や Future Internet 技術など、プロトコルやシステム、その応用と展開についての実装と実証を目指す研究活動を行う。社会面では、インターネットを前提とした時代の新しい約束やルールについて検討し、インターネットの研究を通して「未来の社会をどう創っていくか」を考え、実践する。 本研究プロジェクトは本学の大学院プロジェクト科目(モバイル広域ネットワーク)やSFC研究所の各種ラボ(インターネットリサーチラボ、Auto-IDラボ等)、IETF・W3C・ISO等の国際標準化団体と協働するとともに、日本国内外との民間企業や他大学と共同で研究活動を行っている。
インターネットリサーチ
村井 純
本研究プロジェクトは、インターネットを前提とした技術、および社会のあり方について研究を行う。技術面では、通信システム、分散計算機環境、Webアーキテクチャ、センサーネットワーク技術、ビッグデータシステム、Internet of Things や Future Internet 技術など、プロトコルやシステム、その応用と展開についての実装と実証を目指す研究活動を行う。社会面では、インターネットを前提とした時代の新しい約束やルールについて検討し、インターネットの研究を通して「未来の社会をどう創っていくか」を考え、実践する。 本研究プロジェクトは本学の大学院プロジェクト科目(モバイル広域ネットワーク)やSFC研究所の各種ラボ(インターネットリサーチラボ、Auto-IDラボ等)、IETF・W3C・ISO等の国際標準化団体と協働するとともに、日本国内外との民間企業や他大学と共同で研究活動を行っている。
Bilingualism and Heritage Languages
新谷 ロクサナ
This seminar will introduce the main concepts of bilingualism and heritage language as an individual and social issue. In this context, we will focus on the analysis of the Spanish language as a heritage language. The students will develop an understanding of bilingual education and analyze the language problems of ethnic minorities to maintain the heritage languages. We will also focus on materials development for the Spanish heritage language learners.
エクス・ミュージック(x-Music)
藤井 進也
ソフトパワー研究(基礎編)
渡辺 靖
2024年度は「ソフトパワー」をテーマとします。
中東社会文化論
山本 薫
中東社会文化論は中東の社会・歴史・文化を学ぶ学生のための研究会です
アラブ文化研究会
山本 薫
アラブ文化研究会は、アラブ諸国の言語文化を学ぶことを通じて、現代のアラブ社会への理解を深めるとともに、日本社会とアラブ社会との接点を見出し、両者の橋渡しとなる活動を推進していくことを目的とした研究会です
データサイエンスと社会 (2)
古谷 知之
この研究会では、「データサイエンスと社会」というテーマのもとで、履修者が関心のある社会的課題を取り上げ、データサイエンスの手法を駆使して、エビデンスに基づく問題解決について理解を深めることを目的としています。 研究会では、統計解析手法の習得を目的とした輪読・演習と、履修者の個人研究発表を主に行う予定です。 応用的な統計解析手法を、実習を通じて習得することを目標とするとともに、高学年の履修者は各自の研究テーマに基づいて一定の研究成果をえることを目標とします。
データサイエンスと社会 (1)
古谷 知之
この研究会では、「データサイエンスと社会」というテーマのもとで、履修者が関心のある社会的課題を取り上げ、データサイエンスの手法を駆使して、エビデンスに基づく問題解決について理解を深めることを目的としています。 研究会では、統計解析手法の習得を目的とした輪読・演習と、履修者の個人研究発表を主に行う予定です。 応用的な統計解析手法を、実習を通じて習得することを目標とするとともに、高学年の履修者は各自の研究テーマに基づいて一定の研究成果をえることを目標とします。
言語研究のインターフェース
高木 丈也
言語研究と隣接領域の融合を考えるとともに、それを社会創造にどう生かしていけるかを提案する。
朝鮮の文化・社会
高木 丈也
朝鮮語圏に関する多様なトピックに対し自己の問いと仮説を設定したうえで、適切な文献収集、フィールドワーク、調査、分析を行う。また、そこで得られた知見を発信する効果的な方法についても考える。高度な言語能力を駆使して、朝鮮語圏の文化・社会を正確に理解する力を涵養する。
ドイツ語圏地域研究
馬場 わかな
本研究会は、ドイツ語圏をはじめとするヨーロッパの政治や経済、社会、文化、歴史に関心があり、より深く学びたいと考えている学生や、日本が現在直面している諸課題の解決策を模索するためにヨーロッパの事例からインプリケーションを得たいと考えている学生を対象とした研究会です。
近代家族を再考する
馬場 わかな
日本では近年、ワンオペ育児・家事やイクメン、働き方改革といった、家族の生産・再生産機能に関連する諸問題やその解決方法がさかんに議論されています。こういったさまざまな言説が生まれる背景として、「男は仕事、女は家庭」という性別役割分業がいまなお根強く残っていることが挙げられますが、そもそもこの性別役割分業はいつ、どのようにして生まれたのでしょうか。また、この性別役割分業に基づく家族形態を「近代家族」と呼びますが、「近代家族」は制度・政策―社会保険や労働政策、家族政策など―、人々の行動規範や実際の生活にどのような影響を与えたのでしょうか。 本研究会は、少子化やグローバル化といった問題とも絡めながら、これらの問いへの答えを主に歴史学や社会学の分析の方法によってともに探求したいと考えている学生を対象とする研究会です。
データプラットフォーム研究会
川島 英之
研究会の時間では、次の本を輪読します。その他、場合によっては個別の学習指導あるいは研究指導を行います。
データプラットフォーム研究会
川島 英之
研究会の時間では、次の本を輪読します。その他、場合によっては個別の学習指導あるいは研究指導を行います。
ソフトパワー研究(上級編)
渡辺 靖
ソフトパワーに関する卒業制作を行います。
日本における「難民・移民」と多文化共生
伴野 崇生
日本社会における「難民・移民」の現状と課題、そして可能性について探究しつつ、社会をよりよくするための実践と研究を行う研究会です。「難民・移民」の当事者だけにフォーカスするのではなく、社会全体がどのように変容していくことが可能か、あるいは変容していく必要があるかという視点を重視します。
地域活動におけるパートナーシップ(実践)
内山 映子
少子高齢化と人口減少に直面している我が国では、地域を支える担い手も不足しています。核家族世帯はこれまでないほどに増加し、手伝ってくれる人がいない中で子育てや介護、ひきこもりや生活困窮、社会的孤立などの課題を抱えている人が増えています。また行政の福祉職は、こうした課題を抱えた人の存在を探そうしても、地域のつながりが希薄化しているため、見つけ出しにくい状況に陥っています。このような状況を少しでも改善するには、地域住民も地域のささえあいの担い手として、主体的に活動してもらうことが求められています。こうした現状については報道等を通じて伝えられていますが、その役割を担うことや、地域活動の運営を体験する機会はなかなかありません。 そこでこの研究会では、SFC周辺地域をはじめとする湘南エリアの中で、住民団体や行政等と連携・協働して、地域のささえあいの担い手役を体験する機会を提供します。この機会を通じて、政策の実践や、地域活動の運営についてその実際を理解し、将来具体的な対策を立案・実践できるようになることを目指します。
地域活動におけるパートナーシップ(研究)
内山 映子
住民の健康や福祉に関する実践活動を研究としてまとめるために必要な研究方法を学び、外部へ発表できるようにまとめていく力を養います。
国際経済学を学ぶ
琴坂 将広 和田 龍磨
春学期に引き続き、Bernakeによるテキストの輪読を行う。必要に応じてMishkin のテキストを用いて国際マクロ経済学の基礎についての講義を行う。また適宜、英字新聞の講読を行う。
国際政治、国際安全保障、現代欧州政治
鶴岡 路人
本研究会は、国際政治、国際安全保障、現代欧州政治を主たるテーマに英語で開講される。
ヨーロッパ国際関係と国際安全保障
鶴岡 路人
本研究会では、ヨーロッパ国際関係と国際安全保障を二本柱として研究を行う。履修者は個人研究などにおいてどちらに軸足をおいてもよいが、研究会全体としては、「欧州を通じて国際安全保障(および国際政治)の本質を学ぶ」ことと、「国際安全保障(および国際政治)を通じて欧州に迫る」ことの両方を同時に追求したい。
人口・社会動態の探究(応用編)
木原 盾
木原研究室では国際人口移動や多文化社会を中心に、人口・社会動態を研究しています。この研究会B型(2)(応用編)では、人口・社会動態に関わる個人やグループ研究を、アウトプット(実践、論文執筆)にフォーカスして進めていきます。研究会の時間はメンバーの研究プロジェクト進捗の共有と議論、教員からのフィードバック、研究進捗に必要な文献の輪読や担当教員からのレクチャーをします。
人口・社会動態の探究(基礎編)
木原 盾
木原研究室では国際人口移動や多文化社会を中心に、人口・社会動態を研究しています。この研究会B型(1)(基礎編)では、国際人口移動や多文化社会に関する学術的な本や論文を輪読することを通して、人口・社会動態の研究に必要なインプットをします。輪読とは、毎週の授業の開始前までに履修者全員がその週の指定文献(論文2本程度)を読み、授業中に皆で疑問点や論点を話しあうことを指します。
ジェンダーについて話したい人のための研究会
高橋 裕子
ジェンダーに関するトピックに興味のある学生が集い、学び合う場です。研究会での議論や特別講義の受講により、ジェンダーについての様々な論点や考え方に増え、自らの考えを深めることを目的とします。これと並行して、この研究会では、ジェンダーに関する社会的なトピックに関連するプロジェクト活動を行い、各自の学びを深めるとともに、社会的なアクションに繋げることを目指します。
変化する日本型雇用と労働政策の未来
高橋 裕子
日本の雇用システムの成り立ちや特徴についての理解を前提に、少子高齢化、グローバル化、技術革新、新型コロナウイルス感染症による影響をはじめとする社会環境等の変化と、働き方やキャリアに関する認識・選択、人生観等の変化の中で、労働政策上の課題についてグループワークや議論を通じてを考察を深めます。各自で見出した課題についての個人研究を深め、発表し、論文にまとめます。
都市・地域計画研究会
横山 大輔
本研究会は、都市・地域に関する事象を扱います。具体的には、例えば、「都市計画、地域計画、都市開発、中心市街地活性化、コンパクトシティ、ウォーカブル、土地利用、歴史的景観保全、災害復興、官民連携まちづくり、リノベーションまちづくり」等がキーワードとして挙げられます。 本研究会では、まちづくりに関する図書の輪読、現地調査・フィールードワーク等を実施し、「都市・地域の課題及びその背景の把握、課題解決プロセス・手法」について自ら導くことのできる素養の醸成を目的とします。 また、本研究会では、卒業プロジェクトの進捗発表及び討論も行います。
シェイクスピア劇における異性装とジェンダー
石渕 理恵子
演劇は視覚芸術と文学が一体となり、役者の肉体を通して同時に多くの人にメッセージを送れる独特な芸術形態です。本研究会は、演劇研究の導入となることを目指します。2024年度のテーマは、イギリス・ルネサンス期を代表する劇作家ウィリアム・シェイクスピア(1564-1616)が書いた戯曲における「異性装」と「ジェンダー」です。シェイクスピア劇には、『十二夜』のヴァイオラや『お気に召すまま』のロザリンドなど、男装するヒロインが登場します。当時は、聖書の教えを礎とする通念により女性が商業演劇の舞台に出ることができず(イギリスで女優が誕生するのは1660年の王政復古以降)、これらの女性登場人物は、少年俳優が演じることを前提に描かれました。現代では「異性配役」の上演が行われることもあります。舞台で「性を装う」ことの演劇的効果と、その歴史的・文化的背景を学び、約400年前に書かれたシェイクスピア劇が、21世紀を生きる私たちにどのような視座を投げかけているかを探究します。
サイバー防犯教育・社会安全政策論研究会
石川 光泰
本研究会では、①学生諸君が小中高生にインターネットの安全な使い方について教えるボランティア教育活動(ワークショップ)を中心とするサイバー防犯教育活動・研究を行うとともに、②社会安全に関する諸問題に対する有効な政策の在り方の探求・研究を行います。 また、本研究会は、サイバー防犯教育に係る研究活動や社会安全政策論に係る幅広いテーマの研究活動を行うのみでなく、それら個々の研究を通じて得た「知」を、小中高生への特別授業という形で「実践」する場が与えられる、異色の研究会でもあります。
パフォーマンス評価、トレーニング科学
千田 健太
競技スポーツでは様々なパフォーマンス要因が暗黙知化されています。本研究会では競技スポーツのパフォーマンスにおける様々な課題に対して調査、研究を行うことにより、課題の解決及びパフォーマンス向上に貢献することを目的としています。一言にパフォーマンスといっても競技特性によって大きく異なります。本研究会では、競技現場で実際に抱えている課題を重要視し、それぞれの競技に見合った適切な手法を検討していきます。本研究会は、水鳥寿思研究会と合同で実施予定です。
まちかど人生学ことはじめ——他者と自己の経験に向き合うフィールドワーク
清水 亮
地域の人々は、人生経験や地域の歴史を振り返りながら、目の前の社会問題を認識し思考し対処し、未来を構想している。本研究会では、文献購読を行いつつ、教員の調査地域(茨城県土浦市ならびに神奈川県藤沢市辻堂)でフィールドワークを実施する。現在の社会問題に直面するなかで、地方都市の生きられた経験や探究し、最終的には各自の視点から論じ表現していく。
全体のテーマとしては、SFCキャンパスのサステナビリティ、その他都市・農村の環境問題の解決策に着目します。 履修生の人数と関心に合わせて、個人研究・グループプロジェクト・施設見学等を構成します。
和田 直樹
環境課題を具体的に解決するためには、課題の背景と関連するステークホルダー(直接・間接的な利害関係を有する主体や組織)を理解し、課題に対する具体的な解決策の提案とステークホルダーとの調整を経て、解決につなげていくことが必要です。 本研究会では、主にプロジェクトベースでの活動を通じて、課題の本質やステークホルダーのポジションを分析し、具体的な解決策を探求します。 環境問題全般を対象としていますが、資源循環、エネルギーなどのテーマについてより重点をおいています。
未来の組織を探究する
清水 たくみ
ミッション:「未来の組織を探究する」
場のチカラ プロジェクト(まちに還すコミュニケーション)
加藤 文俊
ぼくたちは、絶えずコミュニケーションしながら暮らしています。そして、コミュニケーションについて考えることは、(いつ・どこで・だれが)集い、(何を・ どのように)語らうのかを考えることだと理解することができます。つまり、コミュニケーションへの関心は、必然的に「場所」や「場づくり」への関心へと向かうのです。この研究会では、コミュニケーションという観点から、人びとの「移動」や人びとが集う「場所」の成り立ち、「場づくり」について実践的な調査・研究をすすめています。
アメリカ政治外交研究:デモクラシー、メディア、選挙
渡辺 将人
アメリカ政治外交を研究の柱とする本研究会は、アメリカの内政と外交の相互の影響を考えていきます。どこまで世界の問題に介入すべきか、自由貿易協定を結ぶべきか等、外交政策にも、国内の経済や労働問題、リバタリアンとかネオコンと呼ばれるような政治理念、大統領支持率と内政の進捗などが密接に関係し、その度合いは近年とりわけ強まっています。エスニック集団や教会は、特定の国や争点に関係した政策を強く望むこともあります。アメリカは民主党と共和党の二大政党制ですが、政党を横断して内政から外交まで争点ごとに遍在する保守とリベラルの潮流も、政治の大きな動力です。
日本社会の変革の実践知
吉井 弘和
本研究会は「日本社会の変革の実践知」をテーマに掲げ、主に、プロジェクトワークと輪読、研究会運営を通じて、学びを深めていきます。
新しい建築の発明・発見
中川 エリカ
中川エリカと共に、新しい建築の発明・発見を目指す研究会です。 模型を最重要ツールと捉えた実践を徹底して行います。
スポーツパフォーマンス
水鳥 寿思
本研究会ではスポーツ現場における様々な課題に対し、調査、研究を行うことにより、課題の解決及びパフォーマンス向上に貢献することを目的としています。パフォーマンス向上のためのアプローチは、トレーニング方法や指導方法などに留まらず、メンタル面、コンディショニング等多角的に検討していきます。また、スポーツ政策など、より広い視野でスポーツを捉えることで、スポーツの価値向上及び普及の可能性についても検討していきます。
地上学への研究
石川 初
石川初が提唱する「ランドスケープ思考」の応用的実践を行う研究会です。演習課題や個人研究、研究室で取り組んでいる共同研究や委託業務などのプロジェクトへの参加を通してランドスケープ思考の応用的実践を行います。
行政に関する法システムと理論
長谷川 福造
この研究会で取り扱う領域は、主に行政法と公法学です。行政事件訴訟に関する問題点や行政法理論だけでなく、行政の仕組みや政策立案に関する最新の問題点も対象としています。必要に応じて、専門家をゲストスピーカーとして招くことがあります。また、条件が整った場合は、自治体の政策立案を模擬的に行うことも検討中です。 希望内容によっては、広く法学全般についても研究対象として選択可能ですので相談してください。また、公務員や司法試験を考えている学生には個別のアドバイスが可能です。人数に応じて裁判所見学なども検討中です。
応用ワイヤレス研究会
三次 仁
無線通信・信号処理・メカトロニクスのいずれかの分野で個別テーマを決め開発を通じて理論を学び技術を身に着けます。取り組みたいテーマが特にない場合には研究室で取り組んでいるプロジェクトなどからテーマを提示します。研究会の時間は輪講と研究発表を行います。
現代中国研究と国際政治
加茂 具樹
いま国際秩序は大きな変動期にあります。国際社会が共有していた価値と利益に対する認識は流動し、国際社会が了解してきた規範や制度といったゲームのルールは動揺しています。日本社会は、既存の国際秩序のなかで平和と繁栄を享受してきましたが、そうであるがゆえに私たちにとって必要なことは、この秩序の変動を感度良く捉え、冷静な現状分析を行い、対策を考え、それを発信し、実践する能力です。
人類サバイバル時代における価値デザイン
安宅 和人
人類サバイバル時代における価値デザイン
言語科学:基礎からオリジナル研究へ
大堀 壽夫
言語学、特に認知・機能的アプローチによる研究を行う。一方のコマ(2限)ではイントロに続き、認知・機能言語学の研究論文を読み、この分野の問題設定と 方法論への理解を深める。もう一方のコマ(3限)では具体的なプロジェクトにつながるようにデータ 収集と分析を行う。
気象学研究会
宮本 佳明
気象学研究会では、気象・気候学の基礎を学びつつ、気象の基礎研究や防災・産業への応用研究を行います。最初の学期は先輩のテーマをサポートし、二学期目以降はそれを引き継ぎ/新たなテーマに取り組みます。具体的には、データ解析やコンピュータシミュレーション、アンケートなどを行って実践します。 8月中下旬に説明会を開催予定です。詳しくは教員まで連絡下さい。
田中浩一郎研究会(現代中東政治研究)
田中 浩一郎
中東地域をめぐる緊張と複雑化する国際関係について討論を通じて深掘りする
フォレスト・サイエンス・アンド・エンジニアリング
白井 裕子
この研究会では、日本の山林、林業から木材、木造までを扱います。この分野における問題を、これまでになかったアプローチで ”工学から” 解き、そこに新しい考えを提案する研究会です。
アジアにおける環境、防災とコミュニティ開発
ショウ, ラジブ
This seminar will focus on different issues of environment, disaster and development in Asia
Second Language Teaching & Learning
トレース, ジョナサン W
Research in Second Language Learning & Teaching: Task-Based Research Methods
とりあえずやってみる パーティシパトリー建築・都市・コミュニティデザイン
小林 博人
研究会が目指すこと: 『自分たちの居場所を、自分たちでつくる』 不確実な時代の「とりあえずやってみる」方法論の探究
街と情報
中澤 仁
そこに住んだり滞在したりするだけで、情報の力がその人の活動の質を向上させてくれるような街や都市を、スマートシティという。この研究会では、人々の健康や利便性、安全性を高めたり、人を楽しくさせるような情報を収集、処理、生産する情報技術を創造する。
都市・地域計画研究会
横山 大輔
本研究会は、都市・地域に関する事象を扱います。具体的には、例えば、「都市計画、地域計画、都市開発、中心市街地活性化、コンパクトシティ、ウォーカブル、土地利用、歴史的景観保全、災害復興、官民連携まちづくり、リノベーションまちづくり」等がキーワードとして挙げられます。 本研究会では、まちづくりに関する図書の輪読、現地調査・フィールードワーク等を実施し、「都市・地域の課題及びその背景の把握、課題解決プロセス・手法」について自ら導くことのできる素養の醸成を目的とします。 また、本研究会では、卒業プロジェクトの進捗発表及び討論も行います。
シェイクスピア劇における異性装とジェンダー
石渕 理恵子
演劇は視覚芸術と文学が一体となり、役者の肉体を通して同時に多くの人にメッセージを送れる独特な芸術形態です。本研究会は、演劇研究の導入となることを目指します。2024年度のテーマは、イギリス・ルネサンス期を代表する劇作家ウィリアム・シェイクスピア(1564-1616)が書いた戯曲における「異性装」と「ジェンダー」です。シェイクスピア劇には、『十二夜』のヴァイオラや『お気に召すまま』のロザリンドなど、男装するヒロインが登場します。当時は、聖書の教えを礎とする通念により女性が商業演劇の舞台に出ることができず(イギリスで女優が誕生するのは1660年の王政復古以降)、これらの女性登場人物は、少年俳優が演じることを前提に描かれました。現代では「異性配役」の上演が行われることもあります。舞台で「性を装う」ことの演劇的効果と、その歴史的・文化的背景を学び、約400年前に書かれたシェイクスピア劇が、21世紀を生きる私たちにどのような視座を投げかけているかを探究します。
サイバー防犯教育・社会安全政策論研究会
石川 光泰
本研究会では、①学生諸君が小中高生にインターネットの安全な使い方について教えるボランティア教育活動(ワークショップ)を中心とするサイバー防犯教育活動・研究を行うとともに、②社会安全に関する諸問題に対する有効な政策の在り方の探求・研究を行います。 また、本研究会は、サイバー防犯教育に係る研究活動や社会安全政策論に係る幅広いテーマの研究活動を行うのみでなく、それら個々の研究を通じて得た「知」を、小中高生への特別授業という形で「実践」する場が与えられる、異色の研究会でもあります。
パフォーマンス評価、トレーニング科学
千田 健太
競技スポーツでは様々なパフォーマンス要因が暗黙知化されています。本研究会では競技スポーツのパフォーマンスにおける様々な課題に対して調査、研究を行うことにより、課題の解決及びパフォーマンス向上に貢献することを目的としています。一言にパフォーマンスといっても競技特性によって大きく異なります。本研究会では、競技現場で実際に抱えている課題を重要視し、それぞれの競技に見合った適切な手法を検討していきます。本研究会は、水鳥寿思研究会と合同で実施予定です。
まちかど人生学ことはじめ——他者と自己の経験に向き合うフィールドワーク
清水 亮
地域の人々は、人生経験や地域の歴史を振り返りながら、目の前の社会問題を認識し思考し対処し、未来を構想している。本研究会では、文献購読を行いつつ、教員の調査地域(茨城県土浦市ならびに神奈川県藤沢市辻堂)でフィールドワークを実施する。現在の社会問題に直面するなかで、地方都市の生きられた経験や探究し、最終的には各自の視点から論じ表現していく。
全体のテーマとしては、SFCキャンパスのサステナビリティ、その他都市・農村の環境問題の解決策に着目します。 履修生の人数と関心に合わせて、個人研究・グループプロジェクト・施設見学等を構成します。
和田 直樹
環境課題を具体的に解決するためには、課題の背景と関連するステークホルダー(直接・間接的な利害関係を有する主体や組織)を理解し、課題に対する具体的な解決策の提案とステークホルダーとの調整を経て、解決につなげていくことが必要です。 本研究会では、主にプロジェクトベースでの活動を通じて、課題の本質やステークホルダーのポジションを分析し、具体的な解決策を探求します。 環境問題全般を対象としていますが、資源循環、エネルギーなどのテーマについてより重点をおいています。
未来の組織を探究する
清水 たくみ
ミッション:「未来の組織を探究する」
場のチカラ プロジェクト(まちに還すコミュニケーション)
加藤 文俊
ぼくたちは、絶えずコミュニケーションしながら暮らしています。そして、コミュニケーションについて考えることは、(いつ・どこで・だれが)集い、(何を・ どのように)語らうのかを考えることだと理解することができます。つまり、コミュニケーションへの関心は、必然的に「場所」や「場づくり」への関心へと向かうのです。この研究会では、コミュニケーションという観点から、人びとの「移動」や人びとが集う「場所」の成り立ち、「場づくり」について実践的な調査・研究をすすめています。
映像メディア, 生成AI, UAV/ドローン, VR/AR/XR等先端技術の実践的応用
武田 圭史
映像メディア, 生成AI, UAV(ドローン), VR/AR/XRなど広範な先端技術の応用について取り扱います。 映像メディア 目的:様々な活動において映像メディアを駆使しより豊かな表現を可能とする映像メディアの技術及び技法を開発します。 内容:各種用途における映像表現・技法の研究、先端技術を用いた新たな映像表現の実現、映像を用いたマーケティング、実写映像を研究対象とする学生は学期を通じて定期的に映像コンテンツ共同制作するプロジェクトへの参加を必須とします。 生成AI 目的:生成AIを活用した映像制作や新たな問題解決手法の開発等に関する研究を行います。 UAV(ドローン)開発・応用 目的:信頼性及び機動性の高いドローンの開発とその実践的な応用に関する研究を行います。 内容:先進的UAVの開発、飛行試験、飛行特性計測、操作訓練、制御システムの開発、FPVドローンレース/フリースタイル等競技参加、低遅延映像処理、自律飛行システム、飛行支援システム等の開発を行います。 VR/AR/XR 目的:VRを用いた新たなアプリケーション開発を行います。 内容:VRchatなどの教育への応用、ドローンを用いたVRアプリケーションの開発、WebとVR技術の融合等
第⼆⾔語習得研究,異⽂化間コミュニケーションと外国語教育
中浜 優子
第⼆⾔語(外国語)でのコミュニケーション能⼒(第⼆⾔語運⽤能⼒)の習得について、理論・⽅法論の理解を深めるとともに、その知⾒を現場に還元できるよう、⾔語教育への⽰唆について考えることを本研究会の⽬標とします。 本研究会では、学習者がどのように⽂法的知識だけでなく、第⼆⾔語(外国語)でコミュニケーションを図るのか、コミュニケーション能⼒をどのように習得してゆくのか等について学びます。それに際し、まずは、研究の基礎(研究テーマはどのように決めるのか、研究の⽬的とは何か、リサーチクエスチョン・仮説はどのように⽴てるのか、研究⽬的にあったリサーチをデザインするとはどういう事なのか)等々の基本的な事項について学び、研究とは何かという事の理解を深めていただきます。 講義、ゲストスピーカーによる講義・ワークショップ、研究書や研究論⽂の講読、履修者によるディスカッションを通して、履修者が、第⼆⾔語習得・外国語教育/教授法・コミュニケーション全般に関する研究領域からテーマを発掘し、実際に卒論研究まで発展できるようにします。 研究対象⾔語は何語でもかまいませんが、論⽂講読、⼝頭発表、レジュメ作成等は⽇本語もしくは英語に限ります。新規履修者は、学期末までに少なくとも研究テーマを決め、その予備研究のリサーチデザインを⽴て、可能な限り研究を遂⾏するところまで持っていきます。継続履修⽣においては、学期末までに、研究もしくはパイロット研究の遂⾏をし、結果をまとめます。卒プロ2の学⽣に関しては、秋学期の終わりまでに研究結果をまとめ、卒業論⽂を執筆します。本研究会の履修⽣は、通常の⽇本の中⾼の英語学習経験者はもちろんのこと、バイリンガルやトライリンガルの⽅もいて、履修者間で⾔語研究についてお互い刺激を与えあうことができる環境なのではないかと思います。 履修者は受⾝的に授業に参加するのではなく、研究内外で⾃律的に研究論⽂を読み、様々な研究を批評する⼒を養うとともに、⾃らの研究の⽅向性をつかんで⾏っていただきたいと思います。私も皆さんと⼀緒に、⾔語習得とはそもそも何なのか、円滑なコミュニケーションとは何か等々について⾊々な⾓度から再検討して⾏けたらと思っています。
全世界インタフェースデザイン
増井 俊之
インターネットが普及し、安価なコンピュータやセンサを自由に利用できるようになってきた現在、世界中の情報を簡単に取得したり操作したりすることが可能になってきました。従来のコンピュータではコンピュータの中の閉じた情報を操作することしかできませんでしたし、現在のWebでも世界中のコンピュータの中の情報にアクセスすることしかできませんが、近い将来は実世界の情報を反映する大量のセンサが世界中のコンピュータに接続されることにより、誰でも/いつでも/どこでも全世界の実世界情報にアクセスすることが可能になりつつあります。このような「全世界プログラミング」が可能になったことは人類の歴史始まって以来の重大な事件であり、真のユビキタスコンピューティング環境実現への大きな一歩といえるでしょう。 ユビキタスコンピューティングの夜明けといえるこのような状況において、ネットワークに接続された全世界のセンサやコンピュータを最大限に利用する新しいインタフェースシステムをデザインし、有用性を実証することを目的とします。
情報法研究会
新保 史生
情報法分野の法律問題の研究を中心とした研究会です。ネットワーク関連の法律問題は、既存の法体系では捉えることのできない新たな問題が様々な形で発生しています。 どのような問題がネットワーク上で発生し、どのような対応が求められているかについて、ケーススタディーをもとに法的な側面を中心に研究します。ロボット、AI、CPS(サイバー・フィジカル・システム)の研究開発及び社会実装に必要な課題の検討など、新たな技術開発と法的課題にも着目した研究を行います。
マチモノツクリ研究会 ~3D/4Dプリンティングを活かした「都市エレメント」のデザイン~
田中 浩也
3D/4Dプリンティングを活かした新種の「都市エレメント」のデザインに取り組む研究会です。都市に存在する素材、形態、機能などを分析したうえ、解体、再編成し、新たなものへとつくりかえることによって、気候変動・生態系の回復・高齢化・移動・防災などの新たな課題に取り組む現在の都市に対して、新たな道筋を指し示す手掛かりとなるデザインを仕掛けます。
身体と環境にむきあい、知をデザインする生活
諏訪 正樹
身体と環境にむきあい、知をデザインする生活
食とフードサイエンス
神成 淳司
「食」分野は、我が国で今後最も成長が見込まれる領域です。健康、美味しさ、さらには食糧危機やフードダイバーシティなど、様々な検討課題が存在します。 本研究会では、履修者の「食」に関する興味を踏まえた、個人研究を指導します。具体的には、「食感(テクスチャ)」、「美味しさ」、「介護食」、「スマート農業」、「フードロス」などのテーマが想定されます。なお、これ以外のテーマの可否に関しては、履修面談時に申請してください。
(A)3Dプリンティング技術のスポーツ・福祉・医療に向けた応用 (A)-1 3Dプリンターによるインソールの開発と性能評価 (A)-2 3Dプリンター製スポーツ用具によるパフォーマンス向上 (A)-3 (今学期からの最優先課題)3Dプリンターを使った,障害者自立支援のためのプロジェクト.初回授業で説明します. ー>A班は,モノづくり基礎スキルを身につけるための課題を設けます.
仰木 裕嗣
スポーツをはじめとするヒトの運動の巧みさを研究するには身体運動の計測が必要です.またスポーツパフォーマンスの向上を目指す装置やシステムでも同様にヒトを測る,ということが必要です.この研究会では「ヒトを測る」ことに主眼をおいてスポーツをはじめとするヒトの運動のメカニズムを追求し,スポーツパフォーマンスの向上を支援する技術開発等へつながる研究を目指しています. また,2005年以降研究室で取り組んでいる,障害者スポーツや障害者の自立支援についての技術開発についても研究テーマとして取り上げています.
ソーシャルクラウドロボティクス −共生・協働するロボットから共に発達するロボットへ−
高汐 一紀
常時ネットワークに接続された次世代のロボットは,自ら M2M(Machine to Machine)コミュニケーション,M2S(Machine to Service)コミュニケーションを駆使する存在として,あるものはユビキタス情報サービスのアクターとして人々と共存し,またあるものは人の身体拡張を支援する,より社会的な存在となります.我々はこうしたロボットをソーシャブルロボット(Sociable Robot)と呼びます.社会性を備えたロボット,すなわち,ロボット同士,機械,情報サービス,そして人と能動的に繋がるロボットです.研究会では,大学院アカデミックプロジェクトとも連携し,調査,グループディスカッションといった研究活動を通して,ソーシャブルロボットにおける論点の洗い出しを行い,メンバ個々に問題を設定,それらを解決するための手法を探ります.
インターネットリサーチ
楠本 博之
本研究プロジェクトでは、情報インフラストラクチャとしてのインターネット技術の先端研究を行う。 また、インターネット技術を基盤とした、分散システ ム、Webアーキテクチャ、センサーネットワーク技術、ビッグデータシステム、 Internet of Things や Future Internet 技術など、プロトコルやシステムの 面とその応用と展開についての実装と実証を目指す研究活動を行う。
地域における効果的なプラットフォーム設計
飯盛 義徳
飯盛義徳研究会は、各地での実践を通じて、地域における効果的なプラットフォーム設計の実践知の創造に挑みます。プラットフォームとは、多様な主体の相互作用によって社会的創発をもたらすコミュニケーション基盤をいいます。このプラットフォームをどのように設計していけば、いろいろな人たちの協働がうまれ、新しい活動や価値が生まれるのか、アクションリサーチ(action research)を通じて具体的方策を明らかにしていきます。 本研究会では、一人一人が起業家精神を発揮して、既存の研究プロジェクトに所属するか、自ら研究プロジェクトを立ち上げて、Project Based Learningを実践してもらいます。その上で、経営学、プラットフォームなどを中心としたさまざまな学問領域の理論研究を行い、全員で立場を対等にして徹底的に議論する「会読」を取り入れます。最終成果として、飯盛義徳研究会独自の研究発表会であるIRF(Isagai-lab Research Forum)において皆さんの成果を発表してもらいます。まさに、プラットフォームの観点から、総合政策学を推し進めたいと念願しています。 モットーは、知行合一と恕です。そして、研究会での学びや実践が、生きる力の涵養をもたらし、混迷の社会をいかに生きるかを考える契機になって欲しいと願っています。皆さんの元気が、社会の元気につながっていくことを期待しています。
「教育」から取り組むソーシャルトランスフォーメーションのカタチー地域との協働で構築する関係性のサステナビリティ
長谷部 葉子
「教育」から取り組むソーシャルトランスフォーメーションのカタチー地域との協働で構築する関係性のサステナビリティ How to Realize Social Transformation Based on Collaboration and How to Build Sustainable Relationship with Locality in the Field of Education *2022年度から研究会活動に追加事項として大学所在地である藤沢市遠藤・御所見地区における農業活動が加わり、農のあるキャンパスライフを基盤に従来の以下の実践的研究活動に取り組みます*
ヒューマンパフォーマンス
加藤 貴昭
本研究会は、人間の様々な行動(≒パフォーマンス)を対象に、心理的および身体的な側面か ら、各種手法を用いて実験的に検証することを目的とします。
ソーシャルイノベーション:「ソーシャルマーケティングと価値共創」&「ソーシャル・プロデュースと共育」
玉村 雅敏
この研究会は、メンバー同士がお互いに学びあい・教えあいながら、「ソーシャルイノベーション」を実現していく力を醸成していくことに取り組むもので、2つのコースで推進します。この研究会の参加者は、原則として、いずれか一方のコースに参加をするものとします。
言語と学習の認知科学
今井 むつみ
本研究会では、発達心理学・認知心理学・言語心理学・脳科学の視点から、人間の学習や発達、言語の認知の仕組みを探ります。研究会時間内では、認知科学の分野の様々な文献を読み、卒業プロジェクトの基礎知識を身に付け、実験手法や統計についての考察を深めていきます。卒業プロジェクトのテーマは大きく分けて、(1)言語の学習メカニズムと、言語と思考の関係についての研究、(2)学習・熟達の認知のメカニズムを考え、子供にとって良い「学び」を探求・実践していく研究と熟達者の認知と脳の変化の二つを軸としており、中でも、幼児の母語習得のメカニズムや、学習の認知メカニズムの理解に即し、子どもにとって「学び」とはなにかを探求することに注力しています。(1)と(2)を統合し、日本語を母語とせずに日本の学校で学ぶ子供たちの日本語の困難さの原因を同定するアセスメントと日本語の学習のための教材の開発も行っています。 卒業プロジェクトや修士論文のテーマは認知科学、教育心理学、教育心理学に基づいた教育実践に関する内容から各自が担当教員(今井)と相談の上決めます。例えば (1)書いていないことを推測する(行間を読む)力と推論力の関係 (2)色ことばの発達過程 (2)幼児の意欲に影響する親子遊びの性質 (3)幼児の感情理解と語彙力 感情を理解するメカニズム などがあります。 [http://cogpsy.sfc.keio.ac.jp/imailab/teaching/graduationthesises/|こちら] 言語や子どもの発達、学習・教育に興味がある人はもとより、発達過程や人の行動のモデル化に興味を持ち、データ解析、モデリングを勉強したい人を特に歓迎します。 【活動内容】 研究会では、まず、認知心理学、脳科学、言語学に関する本や論文を読み、それを皆の前で発表することによって、研究をするために必要な知識を養います。さらに、卒業プロジェクトで、実験計画の仕方、行い方、データ分析の仕方、学習デザインの仕方など、研究に必要なスキル知識を実践的に学習していきます。研究会の時間内において、木曜4限は研究会のテーマに沿った文献を輪読し、金曜5限は個人のテーマに沿った文献を読み発表し、皆で議論していきます。授業外では、木曜5限統計の基礎や実験デザイン,実験方法 について学ぶサブゼミを実施、課外活動としては、子ども向けワークショップなどに出展しています。 課外活動の内容は [http://cogpsy.sfc.keio.ac.jp/imailab/outreach/|こちら] をご覧ください。 【研究会時間外の活動】 言語習得のメカニズムにせまる(言語) 人はどの様に母語や外国語を学ぶのでしょうか? 人間がどのように母語を修得するための情報処理ネットワークを構築し、母語を獲得していくのかを、脳計測・視線、その他行動実験などの認知科学による研究手法を基に、言語と脳、認知の関係に迫ります。研究興味に合わせて様々な手法に携われることが特徴であり、実際の調査に参加することで、研究手法や研究の行い方を経験しながら学びます。 ◆言語プロジェクトの特徴◆ ◇赤ちゃんや幼児の言語獲得 乳幼児の研究は、幼稚園・保育園での調査を通して行われます。言語学習のプロフェッショナルである乳幼児と成人を比較することで、乳幼児がどのようにことばを学習しているのか、外国語学習は母語の学習とどのように違うのか、といった問題に迫ります。 先行研究を読み、実験をデザインし、データをとり、統計分析のしかたを学ぶことを、学期を通して実際に進めていきます。 ◇言語が思考に及ぼす影響 国内外の大学と連携し、日本語・英語・中国語・ドイツ語といった他言語の比較研究を行っています。言語の特徴が、言語学習と思考にどのような影響を及ぼすのか、言語普遍的な概念は何なのか、といった問題を扱います。 ◇コーパスを使った言語の分析 実際に使われている言葉をさらにコーパス分析で言語をより深く分析します。この手法を用いて、日本語と外国語の比較や、それを通した外国語学習の教授法に迫ります。 ◆プロジェクトの活動(学習) ◇プロジェクトについて詳しくは[http://cogpsy.sfc.keio.ac.jp/imailab/research/|こちら] 初等・中等教育における「学習」を考える 子供たちはどの様に学び、発達していくのでしょうか?また、どの様な教育がよりよい学びを実現することができるのでしょうか? 学習プロジェクトではこうした問いに応えるために、教育実践と認知科学を軸として研究・実践活動を行なっています。「よりよい学び」を実現する学びかたを考えて行きます。私たちは、子供たちが創造的に学び、学び方を学んでいくための教育の一案として「探究型学習(Project-Based Learning)」を推進しています。探究型学習ではプロジェクトを基本として、コンセプトを創り、生きていく上で最も重要なものの捉え方[認識]を育む学習形態です。また、研究と実践をつなげていくために、現場教員や国際的な研究者・実践者コミュニティを形成し、下記のような活動を定期的に行なっています。◆ ◇ [http://cogpsy.sfc.keio.ac.jp/able/|ABLE] (Agents for Bridging Learning research and Educational practice)研究者と教育実践者、社会変革を志す人々をつなぐコミュニティを主宰しています。国内・海外を問わず、先進的な研究や実践をしている方々をスピーカーに迎え、学習研究と教育実践をどの様につなげればよいのか、徹底的に議論します。 詳しい情報、過去の事例紹介は、下記のWebサイトをご覧ください。 ◇ことばと思考力を測るアセスメント開発と測定 ことばの力、学力が低迷する児童に対して、ことばの運用力、認知能力、推論能力を測るアセスメントを開発しています。ある県と協力し、大規模な調査を行っています。研究プロジェクトではアセスメント開発とデータ解析を行います。また、調査の結果に基づいた、子どもたちが楽しく深く学ぶための教材やカリキュラムを開発します。 ◇外国人幼児、児童の日本語支援 日本語を母語としない外国にルーツを持つ児童の日本語の支援をするために、アセスメントを行い、指導法を研究します。 履修者は原則として(1)言語に関する基礎研ある究の補助(2)子どもにとっての「学習」を考えるワークショップの両方に参加し、理論的・実践的に卒業プロジェクトに向けての基礎知識とスキルを身につけます。
新たなテクノロジーと経験のデザイン
中西 泰人
テクノロジーを要素とした新しい経験のデザインを行う研究会です。研究分野としてはHCI(Human Computer Interaction)やUI/UX(User Interface/User Experience)と呼ばれる領域です。日々手を動かしながら考えるプロトタイピングを重ねながら、新しい経験を作り出していきましょう。
次世代の情報インフラとアプリケーションの研究開発
中村 修
インターネットに関連した情報システムの研究開発を主な研究テーマとしている。 プロトコル、例えば次世代のコア・プロトコルであるIPv6関連、コンピュータシステム、セキュリティ、分散システムなどの研究開発と、国際標準化等を通して開発した研究成果の世界展開も視野にいれた研究活動をおこなっていく。